よくある質問

どのような製品を購入していますか?

セラミック、金属箔触媒コンバーターと酸素センサーです。

触媒コンバーターから再利用されるものは何ですか?それはなぜ価値があるのですか?

触媒コンバーターを構成する要素の内、最も価値が高いのが触媒で、プラチナ、ロジウム、パラジウムといった貴金属で構成されています。これらの貴金属には類似性もありますが、以下のような特性があります。例えば、ロジウムは窒素酸化物の除去に最も適した金属である一方、プラチナは排出ガス中に残る燃料の完全燃焼に、適しています。コンバーターに求められる要件は様々であるため、プラチナ、パラジウム、ロジウムの組み合わせはおびただしい数存在します。

コンバーターからこれらの貴金属を再利用するには多くの労力を必要としますが、その希少性と価値の高さから、経済的に採算が取れるのです。

セラミック製触媒コンバーターとは何ですか?価値の決定基準は何ですか?

セラミック製触媒コンバーターとは、一般的にコージライト(菫青石)という鉱物からなる一塊のセラミックで構成されたコンバーターのことです。世界の90%の自動車触媒コンバーターがこのセラミック製であり、弊社が主に買取をする物質に相当します。

セラミック製触媒コンバーターは、貴金属粒子の補助をする目的で酸化ウォッシュコート処理をしたハニカム構造多孔性セラミックモノリスを施します。貴金属粒子は触媒の中で主要な働きをしますが、しかしながら『ウォッシュコート』の1~2%でしかありません(触媒全体に対する割合ではないのです)。

モノリスはそして金属のケースにインストールされ、排気処理システムの一部となります。

多くの触媒コンバーターがそうであるように、広い有効表面は、高い数量の汚染物質を瞬時に、確実に効果的に、変化させるための核心となります。

セラミック触媒コンバーターをリサイクルする場合、まず切り開き、セラミックモノリスを取り出し、細かい粉末状に挽きます。実際に金属として再生を始める前に、この状態になって初めて、いくつかの異なったX線分光測定方式により元素組織の測定を行います。粉末状にすることがリサイクルを行う上での必須事項というわけではないのですが、薬品による再生をするに先立って、取引を迅速に行うためには、触媒コンバーターの価値を決める最良の方法と言えるのです。

金属箔触媒コンバーターとは何ですか?また、どのようにリサイクルされますか?

金属箔触媒コンバーターとはセラミック製と全く同じ機能を務めますが、主要な違いとしては触媒が付着しているモノリスそのものにあります。多孔性セラミックモノリスの代わりにハチの巣状に形成された、金属箔が使用されています。

高い熱抵抗性を持つ、鉄、クロム、アルミニウムの特殊合金であるカンタルが一般的に広く用いられています。
金属箔はセラミックと同じように粉末状には砕けないため、金属製の触媒コンバーターは、セラミック製のものより再利用のプロセスは難しくなります。代わりに、徹底的に砕き、削ることによりウォッシュコートが金属箔からはがれるため、再利用に回すことができます。

酸素センサーとは何ですか?

触媒コンバーターが適切に機能するためには、燃焼室内の空気と燃料の割合(空燃比)は厳密にコントロールされている必要があります。このため、酸素センサーは触媒に混入する酸素の量を測定するために用いられます。空燃比を上げたり下げたりするよう、コントロール装置に命令を送ります。酸素センサーをもう一つ使い、触媒コンバーターの状態を確認することもあります。この場合、センサーはコンバーターから出る排気ガスの酸素含有量を測定します。
酸素センサーには白金が含まれるため、再利用する価値もあります。

コンバーターの価格はどのように決まりますか?

価格決定における要素として、まず2点があげられます。

まず、コンバーター本体によって左右されますが、含有する貴金属の種類とその重さが重要になります。

しかし、同じ型のコンバーターであっても、製造工程、開発工程の些細な違いや、使用されていた燃料の構成の違いによっても、ごくわずかですが、左右されます。

3点目の要素は、白金、パラジウム、ロジウムの市場価格です。市場の変動を受けてコンバーターの価格も上下します。